冷蔵庫は、毎日の食生活を支える大切な家電のひとつ。けれども、初めての一人暮らしや、家族が増えての買い替えなど、いざ購入しようとすると「どれを選べばいいの?」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
同じ冷蔵庫でも、サイズや容量、扉の開き方や省エネ機能など、選ぶポイントは実はたくさん。さらに、メーカーごとに独自の機能が搭載されていて、情報を調べれば調べるほど迷ってしまうことも…。
そこで本記事では、家族構成や生活スタイルに合った冷蔵庫の容量やサイズの選び方を、初心者にもわかりやすく丁寧に解説します。この記事を読めば、あなたにピッタリの冷蔵庫選びがスムーズに進むはずです。
冷蔵庫のサイズ・容量の選び方

冷蔵庫を選ぶ際にまず押さえておきたいのが「容量」と「設置サイズ」です。ここを誤ると、いざ新居に届いた時に「入らない」「収納が足りない」といった困り事が発生します。そこでまずは、あなたのライフスタイルに合った容量とサイズの目安を紹介します。
人数別・冷蔵庫の容量目安
「何リットルの冷蔵庫を選べばいいのか?」は、利用人数と自炊の頻度によって異なります。
| 人数 | 容量の目安 | 生活スタイル例 |
|---|---|---|
| 一人暮らし | 150〜200L | 外食多め/たまに自炊 |
| 二人暮らし | 250〜300L | 自炊中心+週1回まとめ買い |
| 三人家族 | 350〜450L | 常備菜や作り置き重視 |
| 四人家族以上 | 450L以上 | まとめ買いや冷凍食品多め |
冷蔵庫は10年程度の利用が見込まれます。
そう聞くと、できるだけスペックの高いものを選ぼうと思うかもしれません。
ですが、これから10年先のライフスタイルを完璧に予知することは絶対に無理です。
先のことは考えすぎず、シンプルに今のライフスタイルに合った冷蔵庫を選ぶのがおすすめです。
設置スペースは要チェック
容量だけで選ぶと失敗することも。購入前には以下を事前に確認しましょう。
- 本体の高さ・幅・奥行きがキッチンに収まるか
- 扉の開き方が邪魔にならないか(例:右開き or 左開き)
- 冷蔵庫上部に熱を逃がすスペース(約5cm)が確保できるか
これをクリアできれば、家電の搬入・設置で困ることはありません。
最新の冷蔵庫に搭載されている主な機能とは?

近年の冷蔵庫は「ただ冷やすだけの家電」ではなく、食材の鮮度を保ち、暮らしを豊かにする多彩な機能が備わっています。ここでは、購入前にチェックしておきたい代表的な機能をご紹介します。
① 自動製氷機能
冷蔵庫に水を入れておくだけで、氷を自動で作ってくれる機能。タンク式や給水管直結式があり、氷をよく使う家庭や、すぐに氷が必要なシーンに便利です。
② チルド/パーシャル室
0℃前後の低温で食材を保存できる専用室です。肉や魚などの鮮度を長くキープでき、下ごしらえの手間も省けます。「微凍結」で食材表面だけを凍らせるタイプもあり、解凍の手間なしで調理可能です。
③ 野菜の鮮度保持機能
湿度を一定に保つ「ミストコントロール」や「鮮度保持フィルター」などを搭載した野菜室は、食材の乾燥や劣化を防止。野菜を鮮やかに長持ちさせたい人におすすめです。
④ 省エネ機能&静音設計
最新モデルは消費電力が抑えられ、従来よりも電気代を節約できます。また、リビング近くに冷蔵庫を置く場合は、運転音の静音性も重要なポイントです。
⑤ IoT対応(スマホ連携)
スマホアプリと連動し、扉の開閉回数や庫内温度をチェックできるモデルも増加中。離れた場所からでも運転状況を確認・操作できるなど、便利な機能が満載です。
初心者におすすめの冷蔵庫モデル

冷蔵庫を選ぶ際、「どれが良いか分からない」という初心者の方に向けて、ライフスタイル別におすすめモデルを紹介します。容量の目安を参考に、自分に合った冷蔵庫を探しましょう。
🧑 一人暮らし向け〜200L
一人暮らしや外食が多め、キッチンが狭めの方に適したサイズです。コストを抑えながらも、冷蔵・冷凍どちらもバランス良く備えられるモデルが増えています。たとえば、
アイリスオーヤマ 冷凍冷蔵庫 170L:幅もスリムで初めての一人暮らしでも設置しやすく、価格も比較的抑えられています。
選び方のポイントとして「奥行き」「設置幅」「ドア開き方向」も併せて確認しましょう。
👯 二人暮らし〜3人暮らし向け/200〜400L
二人暮らしや週末にまとめ買いをしたい人、自炊を中心にした生活スタイルの方にはこのくらいのサイズが安心です。容量にゆとりがあれば、作り置きや冷凍ストックも可能になります。例えば総容量300L前後のモデルがこのクラスに多く、性能・使い勝手・スペースのバランスが取れています。
やっさん著者は1人暮らしの時の冷蔵庫(Panasonic NR-B145W-T 容量138L)を結婚しても未だに使用しています。
少し手狭には感じますが、買い置きや作り置きをほとんどしないので十分に生活できているといっても過言ではありません。
壊れたら200L超に買い替えるつもりですが、なかなか壊れません笑
👨👩👧👦 家族向け/400L以上
4人以上の家族や、大量買いや作り置きを前提にした生活スタイルには、400L以上の冷蔵庫がおすすめです。収納力が高く、野菜室や冷凍室の設計に余裕があるモデルも多いため、長く使えるという点でも優れています。
🔍 注目モデルまとめ
- ハイセンス 冷蔵庫 幅49cm 175L:スリム幅で設置しやすく、一人暮らし向けに好評なモデルです。
- YAMAZEN 冷蔵庫 106L:非常にコンパクトな容量、設置スペースが極端に限られている場合におすすめ。
冷蔵庫選びでよくあるQ&A


冷蔵庫を購入する際、迷いやすいポイントについてよくある質問をまとめました。初めて購入する方は、気になる部分をチェックしておきましょう。
Q1. 冷蔵庫は大きめを買っておいたほうが良いって本当?
A. はい、将来の生活変化(同棲、家族が増える、自炊頻度の増加など)を考えると、少し余裕がある容量を選ぶのは有効です。ただし、冷蔵庫は消費電力も上がるので、設置スペースや生活スタイルも加味して選びましょう。
Q2. 設置スペースはどのくらい確保すればいい?
A. 冷蔵庫のサイズに加えて、左右と上部に数cm〜10cm程度の放熱スペースが必要です。また、搬入経路(階段やドア幅)も要チェック。設置後に「入らなかった…」というトラブルを防ぎましょう。
Q3. 冷蔵庫のドアの開く方向、気にすべきポイントは?
A. 冷蔵庫は右開き、左開き、観音開き(フレンチドア)があります。キッチンのレイアウトによっては片側開きが不便になるため、開閉方向は間取りに合わせて選ぶのが大切です。
Q4. 省エネ性能はどうやって判断するの?
A. 冷蔵庫の省エネ性能は「省エネ基準達成率」や「年間消費電力量」で確認します。ラベルの星マークが多いほど省エネ性能が高く、電気代節約につながります。
Q5. 買い替え時の古い冷蔵庫ってどうすればいい?
A. 冷蔵庫は「家電リサイクル法」の対象なので、自治体や購入店を通じて処分します。費用がかかる場合もあるので、事前にリサイクル料金を確認しておくと安心です
Q6. ぶっちゃけ中古でもいい?
A. 全然良いです。冷蔵庫は基本的に一家に一台なので、同棲・結婚を機にリサイクルショップへ売りに行く人は多いです。そういった状態の良い冷蔵庫がリサイクルショップには多数あるので、それを狙うと費用を抑えることができます。



著者の友人は一人暮らしを始めるときに家電を全部リサイクルショップで揃えた猛者もいます。
その友人との付き合いは10年超になりますが、結局その間で壊れたのは洗濯機だけでした。
冷蔵庫は本当に丈夫なので、リサイクルショップで買うのはアリだと思います。
まとめ
冷蔵庫選びは「サイズ」「容量」「使い勝手」「機能」など、考えるべきポイントが意外と多いものです。しかし、ポイントを押さえてしまえば、自分に合った冷蔵庫選びはぐっとスムーズになります。
- 一人暮らしなら「150〜200L前後」を目安に
- 自炊派やペア暮らしなら「250〜350L」も検討
- 最新機能や省エネ性能は、数年後の快適さに直結
生活スタイルや設置スペースをしっかり考えたうえで、良い冷蔵庫を選びましょう。
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